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石川県羽咋市|留学体験談

こんにちは。2023年5月に、私(父)、妻、息子の3人で石川県羽咋市へ保育園留学へ行ってきました。私が子供の頃に過ごしていた場所は、周りに田んぼや川がある田舎です。その時感じた風の音や虫の声を、東京で生まれた息子にも知って欲しいとの思いで、保育園留学の参加を決めました。
 

「はじめまして」から仲良くなる、羽咋市で出会ったお友達

今回、お世話になった西北台保育所は、保育所全体でこどもたちの人数は約20名ほど。1歳の息子のクラスは、0歳児から2歳児が一緒に過ごしています。保育所の後ろは田んぼになっていて、周りにはお花がたくさん咲いています。季節によって咲くいろんな花の名前を先生と調べたり、花冠を作ったりと、身近な自然に触れ合うことのできる保育所です。
 
息子はまだ小さいし、登園するときはきっと泣くだろうとは思っていましたが、不安よりも楽しみの方が強かったですね。この保育園留学のHPに記載されている『「はじめまして」っていう 心臓がおっこちそうなどきどきと 「またあおうね」っていう 胸がぎゅっとなるさみしさ』というコピーが大好きで。息子にも、まさにこのような体験をして欲しいと思っていましたから。
 
保育所に連れて行った初日は予想通りのギャン泣き。お迎えの時はママの姿が見えると駆け寄ってきていました。泣いている息子に、同じクラスのお兄ちゃんやお姉ちゃんがおもちゃを貸してくれたりと、優しくしてくれたようです。最初こそお兄ちゃんたちに気遣ってもらっていたけど、4日目くらいには、お友達が遊んでいるお人形に「あーん」とスプーンを差し出したりと、自分から積極的に関わっていくようになったそう!
お散歩も、最初は周りの様子を見ながらゆっくりゆっくり歩いていたのが、綿毛のついたたんぽぽを手に持って、タタタタタ!と先生を追い越していくように。その頃から、ママのお迎えの姿が見えてもすぐに帰りたいと言うのではなく、ママにニコッと笑いかけしばらくは遊びに夢中になっていました。
保育園留学をした5月は、ちょうどデイジーの花が綺麗な季節。息子も、たくさんの草花を摘んで保育所に持ち帰ってきたようです。雨の日には、教室の中で生花遊び。息子も、とっても可愛くお花を生けることができました。
(2023年7月現在) 西北台保育所では、新型コロナウィルス感染症対策として、毎送迎時に親御さんが園内に入りお子様と交流することをご遠慮いただいています。お子様の様子は、毎日連絡帳や口頭でお伝えするようにしています。見学のために園舎をご案内することはできますため、ご希望の方は先生へお申し出くださいませ。
 

地元に溶け込み、美しい海や美味しい食べ物を身近に感じる

滞在期間は、海岸まで徒歩2・3分の距離に位置する「民宿能登柴垣海岸はるこ」に宿泊しました。宿の管理人さんをはじめ、地元の方にはとても仲良くしていただき、羽咋市の魅力についてもいろいろと教えていただきました。観光案内には載っていない場所やイベントに息子を連れていけたことも、とてもいい経験です。
私たちは参加する7日間、楽しみ尽くそう!という気持ちで参加しました。田んぼが綺麗だったね、という感想だけで終わるのはもったいない。地元の方と話すことで知れることががたくさんあると思い、自分たちからコミュニケーションを取りにいくことを意識してみました。
「民宿能登柴垣海岸はるこ」の管理人粟木さんと仲良くなり、地域の方を呼んでご飯会を開いてくれました
「民宿能登柴垣海岸はるこ」の管理人粟木さんと仲良くなり、地域の方を呼んでご飯会を開いてくれました
地元の方は、息子が西北台保育所に通っていることを知ると、ただ旅行に来ているだけの方よりも、より身近に感じてくださっているようでした。住んでいなくても地元の方と近い距離感でお話できるチャンスが作れるのは、保育園留学ならではだと思います。保育園留学に参加される皆さんも、ぜひ地元の方と交流を持って楽しんでほしいですね。
能登半島ならではだと思いますが、素晴らしい海があり、ミネラル豊富な土壌で野菜や果物が育っています。つまり、何を食べても美味しいんです!"素材が良いと料理人が育たない" と言われることがありますが、ここ羽咋市はそうではありません。私たちは、子どもも一緒に入れるフレンチレストランで、能登素材を生かした素晴らしい料理を楽しみました。
また、ここ羽咋市は有名なサーフスポット。私はサーフィンをしているので、滞在中は朝からサーフィンも楽しんでいました。家族で海水浴をしたり、海岸を散歩するのもおすすめです。食べ物や海など、地元の方にとっては身近すぎて当たり前のものでも、私たち家族にとっては特別な体験が沢山ありました。
 

全てが揃っている魅力的なまち

私たちはたった1週間の滞在でしたが、息子が楽しそうにしてくれたことに加え、まちのコワーキングスペースの仕事環境もとても良く、今住んでいる東京よりもいいんじゃないかと話していたくらいです。近くには大きなまち(金沢市)があり、ごはんも美味しく、地元の方も温かくて良い方ばかり。すべてが揃っている羽咋市は、私たちにとってお気に入りの場所になりました。
今度は友人たちも誘って1年に1度は来たいねと話しています。迷っている方は、ぜひ一度羽咋市に足を運んでみてください。
羽咋市の海沿いのコワーキングスペース「CO-WORKING BASE千里浜」の様子
羽咋市の海沿いのコワーキングスペース「CO-WORKING BASE千里浜」の様子