岐阜県美濃市|留学体験談

こんにちは宮外真理子です。大阪で夫と0歳、2歳、5歳の子供の5人で暮らしています。2022年8月に岐阜県美濃市で2週間の保育園留学を体験してきました。
大阪から美濃市へは、車でも鉄道でも行けますが、今回は現地移動を考えて車で行くことに。初日は仕事のあとに大阪から車で3時間かけて移動し、夕方に美濃市に到着しました。
うだつの上がる歴史的な街で、自然に触れて育つ、美濃保育園での生活



初日から、先生が慣れた様子で子ども3人をさっと連れて行ってくれたのが印象的でした。先生達がとても寛容で、通っている子と同じような扱いをしていただけたので、子ども達も慣れるのが早かったと思います。木をふんだんに使った園舎で、2週間のびのびとすごせました。5歳の長女と2歳の長男はプールが大好きで毎日楽しいと話してくれます。時刻表をチェックし、近くを走るローカル線「長良川鉄道」を見に行ったりもしたそうです。

美濃の街中には噂に聞く「うだつ」があがっており、ほんとにあるんだ!という感覚でした。
街がコンパクトなのでお散歩がてらランチやカフェの美味しいお店も回れます。ランチのお店も豊富ですし、おいしいパン屋さんもあるし、お店には困りませんでしたね。観光地なので地域の方から声をかけてくれることもあります。かといって、極端に注目されている感じはせず、適度な距離感だと感じました。

近くに道の駅もあり、新鮮な地元野菜や郷土料理が食べられるのも魅力。何か困ったら、歩いていけるコンビニや、車で近くのショッピングセンターへ、ショッピングセンターには都会で親しんでいる店も多くあり不便さはありませんでした。
週末に家族で大満喫 岐阜の自然を感じる

週末は、川島ICハイウエイオアシスの複合施設行き小川で遊んだり、長良川清流パークであゆの掴み取りや虹鱒釣り、近くの郡上八幡へ観光にいき、郡上踊りの輪に入って地域の人と交流したりしました。
その中でも特に印象に残っているのが、morinos(モリノス)です。この場はまさに森、さまざまな体験ができます。最初長女は濡れるのも嫌がっていましたが、どろんこエリアで川を作ろうと弟と遊びだし、どんどんのめり込んでいき、最終的にはドロドロになりました。山を作ったり、川を作ったり、池を作ったりのスケールが大きく、近くの子供達と泥団子を投げあったり、少し年上のお姉さんに船に乗せてもらったりと、大満喫していました。
こんなにドロドロになった子どもを見たのは初めてです。帰ってからのお洗濯では何回洗ってもドロが落ちませんでした。
美濃市の街に溶け込むワーケーション環境

仕事場は「WASITA MINO」を利用させてもらいました。ここでは共有の仕事スペースに加え、個室利用もできます。特にコミュニティマネージャーの橋元さんが暖かく迎えてくれ、とても快適に利用できました。ディスプレイをお借りし通常と同じマルチ画面で仕事ができたり、地域の方とも繋げていただいたりと大変お世話になりました。


WASHITA MINOは地域にも溶け込んでおり、町を歩いていると「WASITAの人」と認知されていると感じます。そういった意味ですでに地域のアイコンになっている場所なんだろうと思いました。
伝統的な町屋に滞在する



今回の滞在先はNIPPONIA美濃商家町さん。古民家をリノベーションした、一棟貸しの宿です。美濃の紙問屋たちの古い邸宅をできるだけ当時のまま残している、とても趣がある建物です。
ベースが古民家なので、普段住んでいる家と使い勝手が違うところがありました。私たち大人は古民家をみると雰囲気があって素敵だとワクワクしますが、子どもは初めて体験する古民家生活に戸惑った点もあったようです。隙間から虫や小さな生き物が入ってきてドキッとするもの、歴史ある家屋を活用しているからこその経験だなと思いました。
2週間の滞在でまちに溶け込めた

地域の魅力を満喫することのできた2週間でした。全体を通して想像以上に楽しめました。まず、園にとても安心感や寛容さがあったこと。そして、まちに溶け込むことがき、いろんな人と話せたことが大きかったです。まちの皆さんの対応も、よそもの扱いをする感じがなく、馴染みやすいので気持ち的にも楽でした。
まちの暮らしも、自然にふれあえる環境と、市街地の暮らしが車ですぐに行き来できるバランスがとてもよいと土地だと感じました。家から車で3時間と移動も楽でなので、またいつでも家族で訪問できそうな気がしています。子ども達もまた美濃市に戻ってきたいと話しています。